俺だけレベルアップな件~外伝~第1話ー第4話

プロローグ

第1話 第2話 第3話 第4話

第1話

この世界で、犬飼は刑事として生きている。そんな犬飼だが、何か大切なことを忘れているかのような奇妙な喪失感に襲われていた。しかし、思い当たることがない。後輩にも心配されている。

©俺だけレベルアップな件~外伝~第1話

警察署内に数名の男たちが現れる。自首をするために来たようだ。影の化け物が地面から起き上がり、彼らに24時間以内の自首を指示してきたとのこと、従わなければ生きていることを後悔させると。男たちは罪を認めるから留置場にでも何でも入れてくれと懇願する。

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犬飼は、上にどう報告したらいいかと考えていたが、会議室に呼ばれたため、調書等は後輩に任せることにする。
自首してきた男たちを釈放すると上は決断する。自分たちの監視課に置き、男たちが見たものの正体を直接確認しようとする。犬飼は薬物使用の副作用だと意見するが、男たちからは反応が出ないことや互いに関係ない犯罪者たちが同じ幻覚を見ていることの説明ができないと反論される。
数人の刑事たちと犯罪を犯した男たちは、とある倉庫にいた。男たちは、殺されるとガタガタ震えている。犬飼は何かいつもと違う空気を感じる。時間になったが何も起きない。刑事たちがもう一度、薬の使用を疑う。その時、男たちの影から影の兵士が姿を現す。刑事たちは吹き飛ばされ、男たちは無残にも殺される。

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影の兵士が笑ったように見えた犬飼。影の兵士たちはその場から姿を消した。犬飼は混乱している。過去にこのような環境に身を置いていたことがあったような感覚に襲われたからだ。
翌日、刑事たちは上司に叱られる。今回のことは、事故として内々に処理することになる。犬飼は今回見たことを上司に話さず、気絶していたと答える。犬飼が今回の件を調べていくと、管轄以外でもこのようなケースがあったことが分かる。後輩から3月の下旬から4月の上旬に数が減っていることを指摘される犬飼。親戚の経営しているレンタルビデオ店もこの時期学生相手の売り上げが落ちると話す。ただそれだけだと焦る後輩。犬飼は参考になったと答える。

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第2話

とある高校では、一人の問題児を受け入れることになった。父親は消防士、母親は主婦。成績も良好だが、小学校卒業後2年間家出をしていたとのこと。この問題児を生徒から「毒蛇」と呼ばれている教師が受け持つことになる。
朝礼でその問題児を見つける。左手に黒い手袋をしていることを理由に詰め寄る毒蛇。声をかけるが、その問題児から放たれるオーラに恐怖する。すぐさまその場を離れる。

©俺だけレベルアップな件~外伝~第2話

その問題児は水篠であった。どうやらベリオンたちのことが毒蛇には見えているようだ。水篠は自身の強大な魔力が世界に及ぼす影響の一つなのかと考える。
教室に入り、一人読書をしていると水篠に話しかけてくる生徒がいた。中学時代同じクラスだった桜井だった。しかし桜井と話をする間もなく、数名の生徒に取り囲まれる水篠。手袋のことをいじられる。それにベルが反応し、一言命じてくれたら八つ裂きにすると言うが、水篠がそれを制する。水篠は手袋をはずす。左手には竜帝に負わされた傷跡が今も残っている。それを見て、気持ち悪いと言い放ちその場を後にしようとする数名の生徒。廊下に出ようとした瞬間、水篠が魔力で吹き飛ばす。大勢の前で恥をかかされる結果となった。
桜井と話しながら廊下を歩く水篠。運動部に入るよう桜井に言われる。水篠は入りたい部活があると桜井に言う。
陸上部部長の尾崎に入部希望を伝えるが、この学校では特待生しか入れないようだ。水篠は大会で会いたい人がいると話す。前回の世界では上級ハンターになる前は陸上選手だった彼女に会おうとしている水篠。

©俺だけレベルアップな件~外伝~第2話

自然な形での再会?を期待している。尾崎が入部試験として都大会3位の実力者と勝負するように水篠に言う。勝ったら入部、負けたら1か月の掃除洗濯のボランティアという条件付き。あっさり承諾する水篠。毒蛇が休憩室からグラウンドを見ていると水篠が陸上部の練習に交じっているのを見つける。ちょうど陸上部の顧問も休憩室に上がってきた、短距離だけでなく長距離のテストもしているようだ。毒蛇は問題児と決めつけるべきではないのかと考えていたが、水篠の周りに禍々しいオーラが見える。きわめつけはベルの咆哮。毒蛇はその場で気を失う。イグリットにやりすぎだと注意を受ける。やはり毒蛇には水篠の影の兵士がしっかりと見えていた。

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第3話

犬飼は後輩と食事をしていた。あの日の真相を聞かれた犬飼は、アリの化け物を見たと話した。

©俺だけレベルアップな件~外伝~第3話

その話をたまたま聞いてしまった男が犬飼に話しかけてきた。
高校では陸上部が全国制覇を目指して練習をしていた。その中には桜井もいた。

©俺だけレベルアップな件~外伝~第3話

ただ、力量が伴わないため、苦しそうだ。見かねた水篠はバフをかける。突然力が湧いてくる桜井。
その様子を校舎から見つめる毒蛇。犬飼に話しかけたのは、毒蛇だった。水篠もその露骨な視線を感じていた。ベリオンが毒蛇の記憶を消して能力を奪うよう進言する。水篠はまだ様子を見ることにする。
犬飼は毒蛇から生徒の一人に見える影の話を聞いた。そのため、水篠の通う高校に何か手掛かりがあるかもと足を運んでいた。犬飼がどのように接触するか考えていたら見張りの兵士の気配を感じる。やはりこの学校に何かあると感じた。犬飼は授業中の教室に現れ、水篠と話をする機会を得る。水篠は次元の狭間も含めて数十年ぶりの再会にうれしさをにじませる。犬飼は絵を見せて心当たりがないかたずねる。

©俺だけレベルアップな件~外伝~第3話

水篠は知っていると答える。犬飼は興奮気味に何を知っているのかたずねる。水篠は特撮ヒーローの怪人だと答える。思っていた答えではなかったため、話を終わらせようとする犬飼。犬飼が去る中、イグリットがなぜ真実を語らないのかと質問する。「忘却は神が人間に与えた祝福」で、それが神の道具による人為的なものでもと話す。
教室では刑事が訪ねてきたことに関して、クラスメイトが水篠に話しかけてくる。その中に、以前にも水篠に絡んできた奴らもいた。しかし、彼らは水篠に歓迎会のことを伝えに来た陸上部の先輩たちに連れていかれる。
部活後に陸上部のみんなと歩いていると、校門の外で犬飼に呼び止められる。部活のみんなとは離れ、犬飼と話をすることにする水篠。
水篠があまり時間を取れないが、何の話かたずねると、犬飼から水篠ハンターという言葉が出てくる。

第4話

話は少し戻り、水篠と校舎の中で話をしている場面となる。水篠から手帳を返してもらい、足早に去ろうとする犬飼。階段を少し降りたところで「会長は俺を信じてくださいますか?」という声が聞こえる。次の瞬間、これまでの出来事が頭の中に流れ込んでくる。

©俺だけレベルアップな件~外伝~第4話

二人で歩きながら犬飼は水篠にどれほど長い間次元のはざまで戦っていたのか尋ねる。記録上では2年だが、それだけの期間では解決できる問題ではなかったからだ。27年と水篠が答える。そこには後悔はなく、むしろ今の生活を楽しんでいるようであった。将来について、犬飼から警察になってみてはと話がある。考えとくと言い、水篠はその場を後にする。
時は流れ・・・。「それ」は突然、砂漠の上空に現れた。


©俺だけレベルアップな件~外伝~第4話

自宅で勉強をしていた水篠も異変に気付く。支配者たちの使節の者と話をする水篠。どうやら「巨神族」と呼ばれる者たちが、次の標的を地球に定めたとのことだ。水篠の力の痕跡をたどってきたため、前回の世界とは異なることが起きているようだ。支配者たちも軍を送っているが、間に合わないと感じた水篠は自らが戦うことを決める。アメリカでは、大気のヒビの調査が行われていた。軍隊も導入されていたが、何が起きているのかも把握できないままに部隊は全滅した。


©俺だけレベルアップな件~外伝~第4話

水篠はそれを見て、落ち着いた様子で戦いの準備を始めるのであった。