俺だけレベルアップな件第167話～第177話
竜帝編
第167話 第168話 第169話 第170話 第171話 第172話
第173話 第174話 第175話 第176話 第177話
第167話
攻撃態勢に入るハンターたち。大丈夫だからとそれを制止する水篠。水篠と影の兵士の距離が縮まる。影の兵士たちがひざまづき、総軍団長ベリオンが代表してあいさつする。地球を滅亡させるモンスターも数匹いる。ここからが君主たちとの戦いのはじまりだ。
それからさらに数日後、日本のハンター管理局は様々な問い合わせに翻弄されている。
超大型ゲートからは10万を超えるモンスターが出てきた。水篠はその軍を2つに分け戦闘訓練をしていた。
ベルは総軍団長の資格が自分にあるかベリオンと戦わせてほしいと水篠に言う。大剣を持っていたベリオンだったが、武器は鞭のように軌道を変えるものだった。
戦いは一瞬だった。動きの速いベルを拘束するベリオン。拘束されても反撃に出るベル。
舞台は変わって中国の空港。劉が帰国していた。インタビューに答えながら歩く劉の目の前に大型ゲートが出現する。
影の君主が君主たちに背を向けたことを知った竜帝が動く。
第168話
ベルはベリオンに負けていた。それでも戦いを止めようとしないベルに、水篠が質問する。ベルは水篠の傍で共に戦いたかったようだ。そんなベルに左に立てばいいと伝える。イグリットもベリオンと戦いたいと言うが、水篠がお前は後ろだと話す。影の兵士たちが集まって何かをしていた。ドラゴンが炎を空に向かって吐く。それを見て不敵な笑みを浮かべながらキバが炎魔法を放つ。
アイテムを使っているため卑怯だと思う水篠であった。水篠が影の君主であったアスボーンについてベリオンにたずねる。
自宅で料理をふるまう水篠。そこに諸菱の父親が現れる。溺睡症から奇跡的に回復するなんてことはないから、水篠が助けてれたとしか考えられないが、なぜ助けたのかとたずねる。それに対し、信じられる人だからだと返す。そして、万が一自分に何かあったら家族を頼むと諸菱の父親に話す水篠だった。
日本のハンター管理局で、出現した8つのゲートについて犬飼と水篠が話している。今回は敵が現れると話す。そして、水篠が知っていることの世界の真実を犬飼に見せる。犬飼は紙が人間を救うために、モンスターから人間を救うためにハンターが誕生してたと信じていた。犬飼も真実を知り、この戦いが君主と支配者の戦いで人類の出る幕がないことを知る。
犬飼は世界各国の代表者を集めた。水篠がこれから何が起きるか話す。
第169話
水篠はこれまでのモンスターを超えるのが数百は現れると集まった人たちに伝える。それは水篠の憶測であって本当に起きるとは限らないと言った声や水篠も人間の敵なのではといった声があがる。水篠はゲートから少しでも遠いところへ避難するよう言う。シンプルかつ絶望的な警告。ただ、ゲートから逃げること。人類ではどうすることもできない敵の出現にすべてを放棄して逃げる以外術がない。
ベルが水篠の滞在用に作った城を見て、呆れる水篠。影の兵士は水篠への絶対的な忠誠心を持っている。長所と短所は紙一重。敵は底をついてくるだろうと考える水篠。イグリットから全面戦争では軍の規模が桁違いのため勝算がないと伝えられる。
水篠の話を聞いてもなお、自分たちで戦おうとする国がある。水篠は中国に向かうと犬飼に話す。
中国では劉が水篠を出迎える。中国では10万人近くの精鋭部隊がダンジョンブレイクを待ち構えていた。水篠も影の兵士を召喚する。しかし、中国のゲートからは何も出てこない。ほかの八か所からも何の反応もないようだ。
カナダのゲートから一人だけ出てくる。
竜帝がカナダのS級ハンターがジェイ・ミルズに話しかける。水篠が中国から一番遠いカナダの様子をアメリカのハンター管理局のアダムに電話で確認する。
カナダでは最前列にいたハンターたちが灰になっていた。アダムだけでも救おうと、アダムの影に忍ばせていた影の兵士が出てくるが、目の前には竜帝が・・・。
第170話
竜帝が炎を吐く。アダムと影の兵士は一撃で消えてしまった。戦いが長引くほど兵力が増える影の軍団を相手に戦力を分散せず、短時間で終わらせるために一点集中してきたのだ。カナダのゲートからは何百と言うドラゴンが出現していた。さらに、残りの君主たちも竜帝のもとに姿を現す。
アメリカのハンター管理局では局長のデイビットが深酒をしていた。アメリカが壊滅するのも時間の問題だ。そこへ水篠が現れる。カミッシーのルーン石が欲しいとのことで、2人は地下へ取りに行く。道中デイビットはルーン石は何の目的で存在しているのか水篠に問う。ルーン石にはそのモンスターの力が宿る。そのためこれが人間を手助けするためのものになると、支配者が講じた手立てだったのだ。
次にノーマに会いに行く。水篠は自分の未来を見てほしいと頼む。ノーマは涙を流しながらこんなことはあってはならないと話す。誰にも気づいてもらえない孤独な戦いになると。
水篠が向坂に電話する。また会おうと約束する2人。
多くのハンターたちが戦場へ向かう。竜帝はすでに数千万の人類を滅ぼしている。今から水篠も戦場へと向かう。
第171話
竜帝は水篠を待ち続けている。竜帝に対して、近代兵器による攻撃を人類は試みる。
命中するがダメージを与えることができなかった。竜帝の反撃によって部隊は全滅する。
水篠が滞在する城では、竜帝との戦闘を再考するようにとイグリットが進言する。しかし、アスボーンでも迷わず戦うであろうことから、水篠も竜帝との戦いを決意する。元帥級三人と城を歩く水篠。
竜帝の攻撃は続いている。地上も上空もモンスターで埋め尽くされている。人類の攻撃ではやはり歯が立たない。一人の兵士がモンスターに襲われそうになるが、水篠が姿を現しモンスターを倒していく。水篠めがけてモンスターたちが集まってくる。水篠も影の兵士を出して戦う。
第172話
君主たちが水篠が現れたことを察知する。
水篠は影の兵士とともにモンスターを倒していく。しかし、敵の数はなかなか減らない。竜帝はまだ動かない。
スカベンジャーギルドが兵士たちとモンスターと戦う。そこへ君主の一人が現れる。
トーマスの影にはベリオン・ベルを含めて複数の影の兵士が入り込んでいた。剛体の君主が竜手に連絡を取ろうとするが、キバの魔法によって妨害される。ベルと剛体の君主の戦闘が始まる。
一方、竜帝が水篠の前に現れる。
第173話
竜帝の一撃が水篠を襲う。それをかわし、水篠が影の兵士を竜帝に向けて放つ。一瞬で倒される影の兵士。水篠がゲートを使う。竜帝がそれを追う。ゲートの先にはベルとベリオンによって倒されている剛体の君主がいた。
戦力が集中しているところに竜帝をおびき寄せることに成功したが、そこには幻界の君主が無数のゲートを作って待ち構えている。ゲートからドラゴンが出てくる。ここで水篠は影の兵士を解除した。そしてカミッシーのルーン石に込められていた竜族最終兵器であるドラゴンフィアを使用する。
ドラゴンたちと幻界の君主は戦闘不能になる。竜帝を自分の城に連れていく。ここからが竜帝と水篠たちとの本当の戦いの始まりだ。
第174話
巨大なドラゴンの姿になった竜帝に対して、総攻撃を仕掛ける。
竜帝もドラゴンフィアを使い、さらにブレス攻撃で辺り一面を吹き飛ばす。
人型に戻る竜帝。水篠に支配者を滅ぼすのに力を合わせるなら、望むように動くと提案する。その提案を水篠は断る。
第175話
再度激しくぶつかる両者。しかし、水篠の攻撃はダメージを与えることができない。竜帝に影の兵士となったドラゴンをぶつける。
やはり影の兵士たちでは、竜帝の敵にはならない。そこで水篠は闇の力を固く強固な鎧に形を変える。竜帝と同サイズまで巨大化した水篠。
これで対等に戦える。両者がぶつかる。
第176話
やはり、さらに巨大な力を用いて戦うが、竜帝には一歩及ばなかった。
再度竜帝からこちらに来ないかと誘いの言葉を受ける水篠。
その誘いも断り、戦いを続ける。様々な思いを込めた一撃は竜帝に届いた。
第177話
支配者の軍が到着する。竜帝との激しい衝突により空間を裂いたのだ。最後は支配者の軍の攻撃により息絶える竜帝。
支配者が水篠に礼を言う。水篠は輪廻の杯を使ってほしいと頼む。君主たちを次元の狭間で始末し、地球には何もなかったことにしたいと話す。神器を使えば、この戦いに水篠一人で立ち向かうことになり、誰もこの戦いのことを知らないことになる。それでも水篠は失った人たちを取り戻したい一心で使用を願う。
神器の力で時が戻る。
