俺だけレベルアップな件第110話~第111話

レッドゲート単独潜入編

第110話

後藤がオフィスで、美濃部を失ったことに対するショックとこの先に待ち受けているであろう更なる試練を考え、ため息をつく。電話が鳴る。道路の真ん中にB級ゲートが出現したとの報告だった。水篠のギルド事務所の近くということもあって、水篠に頼むことにする後藤。
水篠はノーマが自分を覗いて見たものが気になっていた。システムのことが少しでも分かればという思いはあるものの、かなり怯えていたため、もう会ってはくれないだろうと考えていた。渋滞につかまっているところに、後藤から道路上に出現したB級ゲートの対応を依頼される。
ゲートに1人で侵入すると、ゲートの色が変わる。水篠は2度目のレッドゲートを体験することになる。
レッドゲート内。今回は、雨が降り続けるジャングルの中。そこで。父親はもともと消防士で覚醒したためハンターとして人の役に立とうとしていたこと、ハンターとして活動することに対して反対されなかったことなど、母親からとの会話を思い出す。原民族のようなお面をつけてモンスターが現れる。水篠は影の兵士で応戦する。
ここでシーズン1が終了となった。

第111話

ダンジョン内に謎の男が現れる。アメリカのA級ハンターであるジェームズらしき人物がその男に怯えている。
『どこに隠れている。光の欠片よ。』と独り言を言う謎の男。そこにヨグムントと言う人物がゲートを開き現れる。『東の地に関する情報を知らせに来た』とのこと。「東の地」に「影の君主」がいて、そこにヨグムントが行くことになっていた。しかし、ヨグムントはそこより「南の地」に「支配者たち」が「レギア」を放つつもりらしく、そこへ向かうとのこと。謎の男がヨグムントに「影の君主」をどうするのかたずねると、「設計者」が契約を守るなら問題ないと言い返す。さらに「あの地」(東の地?南の地?)には「もっとも輝かしい光の破片」があると伝える。謎の男は話を少し続け、ここは罠だったと話す。「あの人間」(水篠父?)が「破片の力」(システム?)を持っていないはずなのに何のために痕跡を残したのか。また我々の邪魔をするのかと話を話を続ける。そこに男が現れ、謎の男たちに向かって、「東の地」とは日本のことかと鋭い目で睨みつけながら聞く。その場を去ろうとする2人に対し、攻撃をする男。
一方、レッドゲート内では、ケンタウロスのように四足歩行の下半身を持つゲートのボスたちが、影の兵士たちに倒されるところだった。水篠はボスに向かって質問をするが、システムが邪魔をして聞きたいことが聞けずに終わる。謎はそのうち解けると「呪われたランダムボックス」から出てきた謎の鍵を見つめながら考える。レベルが100になったため一部の情報が公開された。鍵は「カルテノン神殿の鍵」でゲートの位置は20日弱経過したら分かるようになるらしい。カルテノン神殿とは水篠がプレイヤーに選ばれ、再覚醒するきっかけとなった二重ダンジョンである。システムが呼んでるならと再度、神殿に行くことを強く決意する水篠であった。