俺だけレベルアップな件第18話~第24話

C級ゲート攻略編

第18話

デイリークエストを続けた効果で、身体つきは以前とは比べ物にならない。ステータスが身体に影響を与えているようだ。
無事退院できた水篠だが、大家から家賃の催促の電話がかかってくる。ランクが高いとそれだけ多くの収入を得られるハンターという職業。水篠は以前より強くなっている。ただ、今の状態で世間にレベルが上がるハンターだと知れ渡ると、ほかのハンターから狙われる可能性がある。再覚醒だと確信できるまで慎重に行動することにする。
取り急ぎ収入が必要なので、右京隼人率いるチームの数合わせとしてC級ダンジョン攻略に参加することにする。C級ゲートには最低でも10人が必要で半数以上がC級でなければならないという規則がある。そのため、このような数合わせの募集がある。もう1人諸菱賢太というD級が数合わせで参加していた。諸菱の装備は豪華で金持ちであることは明らかであった。水篠は戦闘要員ではなく荷物運びが今回の仕事となる。パーティーにヒーラーがいないことが気になりつつもダンジョンに潜入する。

第19話

右京を先頭にゲートの中に入るパーティー。ダンジョンは通常、夜光石がついているのだが今回はそれがない。水篠はダンジョンのモンスターが昆虫タイプのモンスターだと気付く。ダンジョンに空いている穴からアリ型のモンスターが飛び出してくる。
右京がタンクとしてモンスターをひきつけ、残りが魔法や武器で攻撃する。見事な連携でアリを撃退する。みんなの戦いぶりを見てどこかもどかしさを感じる水篠であった。
右京からなぜわかったのか尋ねられ、水篠は勘だと答える。さらに右京に勘が鋭すぎても困ると意味深げな言葉をかけられる。
アリの傷口からさらに強いモンスターがいることがわかる。その場の空気が変化する。水篠は諸菱に気をつけるよう告げる。何か不吉な予感がする水篠であった。

第20話

今回のダンジョンは敵が少ないが迷路のように複雑なつくりで移動に時間を費やしている。
水篠の嫌な予感は、外れたことがない。ずっと違和感を感じつつも同行する。
アリの死骸がやたら増えてくる。クモの糸で巻き付けられたアリもいる。どうやらボスはクモ型のようだ。
ボスの間に着くと大量のマナ石があった。金額にして1億以上。右京の弟はアメリカでハンターをしている。マナ石を見つめながら弟を見返してやると誓う右京であった。
諸菱が水篠の契約書を見せてもらい、右京にマナ石は10等分だと進言する。一瞬空気が変わるが、公平に分けようと笑顔で答える右京。
ダンジョンのボスは大型のクモ。今は寝ているようだ。採掘道具を忘れたと水篠と諸菱をボスの間に待機させ、右京たちは一度ゲートの外へ戻る。不安そうな諸菱に対して、警戒する水篠。右京の指示でボスの間の入り口をふさがれる。水篠の嫌な予感が的中した。

第21話

ダンジョンの中で起こる犯罪は、証拠も見つけにくくバレない。まるでトカゲのしっぽのように弱いものは切り捨てられる。そんなことを昔、ハンターに言われたこと水篠は思い出す。
先程の衝撃でボスが目を覚ます。
右京たちはゲートの外で今後の作戦を練っている。
C級レベルのボスを前にしても委縮しないほど強くなったことを実感した水篠は、1人でボスを倒そうとする。

第22話

素早い動きで攻撃するがなかなかダメージを与えられない。しかし、その素早い身のこなしを見て、諸菱はランクを低くごまかしている不正登録者だと誤解する。不正登録者の多くが虐殺を趣味にする異常者だということだ。
相手の攻撃を受けたら一撃でも致命傷になるため、激しく動き続ける水篠。疲労度がどんどん上がっていく。たまたまデイリークエストの報酬をもらっていなかったため、状態回復ができる。そのおかげで弱点である目を中心とした頭部に攻撃を加えることができ、ボスを倒すことができた。
水篠の異常すぎる戦闘力に不正登録者だと確信し、怯える諸菱。水篠は事情が呑み込めていない様子だった。
入り口をふさいでいた瓦礫が爆発する。右京たちが戻って来た。

第23話

2人が生きていることに驚く右京たち。諸菱がボスを倒したのだと勘違いしているようだ。右京は諸菱に、水篠を殺すか2人とも殺されるか選ぶよう脅迫する。水篠は諸菱に弱いから裏切られるだけだと冷静に言う。諸菱は水篠とともに右京たちと戦うことを選ぶ。右京たちが2人を殺そうとする。
緊急クエストが発生する。プレイヤーに敵意を持つものが現れたため、全員を倒さないと自分が死ぬことになる。C級ハンターの魔法が水篠に直撃する。水篠はここが危険な場所なんだと再認識し、強い自分を求めるシステムとそのシステムを利用し強くなりたい水篠の利害関係を確認する。
水篠は甘さを捨て、近づいてきた右京のチームメンバーの首を持っている短剣で切り裂く。その光景に動揺する右京たちであった。

第24話

人を初めて殺してしまったが、甘さを捨てないと二重ダンジョンの時のように裏切られる。右京たちを敵だと認識し、1人ずつ倒していく水篠。右京だけが残った。右京は自身を強化し水篠に襲い掛かるが、水篠に一撃で倒される。命乞いをする右京だが、水篠は躊躇せず右京の首を撥ねる。諸菱はその様子をみて嘔吐する。ボスを倒したため、ダンジョンが閉じかけようとしている。急いで出る2人であった。
一方そのころアメリカでは、なぜ流れているかわからない涙をぬぐう男の後ろ姿が・・・。